道ノ入沢の登山口には駐車場がないため、ちょっと離れるが中津川の河川敷の駐車場に車を停め、15分ほど歩いて登山口に到着です。
今日は経ヶ岳へ登ってから南下し華厳山・高取山への稜線を歩き、帰路は高取山から用野経由で駐車場に戻る予定でしたが、山頂のポストに設置してあった地元愛好会の「萩野西山登山マップ」に高取山から更に南下した地点に発句石の展望地や石仏群などがあり面白そうでしたので、下山は地図にあった大平登山口まで下山することにしたものです。
コースタイム(行動時間6時間45分) 単独
中津川河川敷広場駐車場10:30-道ノ入沢登山口10:45- 経ヶ岳12:15~13:15-華厳山14:00~14:05-高取山14:30~14:40-発句石14:45~14:50-大平登山口15:35- 和光会館(国道412号)16:15-中津川敷広場駐車場17:15
中津川の河川敷駐車場に車を停めましたが、お正月からキャンプを楽しむ人が多く、この人出は想像していなかっただけに驚きました。
河川敷駐車場を後に、平山の道ノ入沢の登山口に向かいます。
駐車場から15分で道ノ入沢の登山口に到着です。
ここから左手の林道に入ります。
登山口から1時間弱で林道を横断することになります。
右手に100m近く歩き再び急な登山道に入ります。
林道からの急登をこなし15分でようやく経ヶ岳から北に派生する尾根の稜線に到着です。
対面に仏果山の山稜が確認できます。
稜線上に出てから経ヶ岳の山頂までは僅かな時間しかかからないと思って居ましたが、山頂は結局2つのピークを越えた地点にあり結果的に20分もかかってしまいました。
山頂からは丹沢の山々が一望できますが、特に南側に大きく聳える大山の頂が印象的です。
山頂でゆっくり昼食を済ませ、この山の山名の由来となった経石の見学のため半原越方向に少し下ります。
「昔、弘法大師がこの岩(南側にある穴)に経文を納めたことから経石と、また経石がある山だから経ヶ岳と呼ばれるようになったと伝えられています。・・・」と案内板にあります。
その、経文を納めたといわれる南側の穴がこちらです。
また、山頂からは樹木に遮られて見えなかった仏果山もこの付近からは望むことが出来ました。
経石を見学したあと山頂に戻り、華厳山に向けて尾根を下っていると木の裏側の根元に小さなお地蔵さんが鎮座してました。
この木の正面に西山を守る会の案内ポスターが取付けられていましたので、この地蔵に気付きましたが、表示が無ければ気付きようがない小さなお地蔵さんでした。
「モミの木地蔵」というようです。
途中東側に開けたスポットがあり、都心のビル群の中にスカイツリーも確認することができました。
経ヶ岳から45分ほどで華厳山到着です。
華厳山から高取山へは冬枯れの自然林の美しい稜線で、今日の縦走路の中で一番気持ち良く歩けた稜線です。
華厳山から25分で高取山山頂です。
元々はここから用野・上荻野に下山する予定でしたが、現地にあった「萩野西山登山マップ」で高取山から南側にも発句石の展望地や石仏群などの見所がありそうでしたので、急きょ下山は地図にあった大平登山口まで下山することにしました。
高取山山頂から5分ほど下った地点に発句石への分岐があり、そこに発句石の起源などを記した案内板がありました。
トラロープが張ってありましたが見に行ってきました。
発句石に刻まれた句は残念ながら簡単には読めませんでした。
ただ驚いたのは、ここから眼下に広がる砕石場の様子です。
砕石により大きく削り取られた山が広範囲に広がっている風景を目のあたりにして複雑な気になりました。
でも、ここから南側に広く見渡せるの展望は抜群で、正に最高のビュースポットになっています。
発句石の分岐から15分ほど下った地点で尾根の左側にある石仏が確認できました。
何故こんな所にあるのか判りませんが、石仏はこの付近に散在し合計8体を確認できました。
探せばまだ在りそうな気がしました。
今日のゴール地点大平登山口まで下山してきました。
実は、ここからゴルフ場のフェンスの扉を開けて入れたようですが、フェンスが遠かったので扉に気付かず、フェンス沿いの道を進んで、結果的に最後に道が途切れてしまったため、ゴルフ場のフェンス沿いに少し下って、ゴルフ場への扉を見つけそこを開けてゴルフ場に入り市道に出ることができました。
結局、ゴルフ場を回り込むように歩き、この大平登山口から40分で国道の和光会館の交差点に到着となりました。
帰路はバスがあれば乗るつもりでしたが、歩き始めて次のバス停に着く前に半原行が通り過ぎてしまい、次のバス停で時刻を確認したら30分に1本の便しかなく結局歩いて駐車場に戻ることにしました。
結局、駐車場に帰着したのが17時15分で、和光会館から丁度1時間が経過した時刻ですっかり暗くなってしまいましたが、無事予定をこなし帰着です。