午前中の岩櫃山登山を終え、午後から群馬百名山が二つ並んだ高間山と王城山に登るため林道吾嬬山線に入り、高間山の登山口駐車場に約1時間かけて到着です。
高間山はここから登ると山頂までの標高差は190mほどで、わずか30分たらずで登れる山ですし、王城山の方はこの駐車スペースの標高1150mより低い1123mの山で、行きのコースタイムが40分で帰りが1時間ということですからちょっと変な登山の印象がありますが、実際には普段の山登りと同じ感覚で往復2時間少々の山旅を楽しむことができました。
コースタイム(行動時間3時間15分) 単独
林道駐車場11:50-高間山山頂12:15~12:25- 林道駐車場12:35~12:40-林道終点13:00-王城山13:35~14:05-林道駐車場15:05
林道吾嬬山線の高間山登山口にある駐車スペースに到着です。
県道55号線から林道に入って、ここに来るまでに他の車と出会うこともなく順調な移動でした。
奥に伸びる林道は王城山へ向かうコースです。
簡単に昼食を済ませ最初に高間山に登ります。
駐車スペースの先に道標が有り、左に登山道があります。
高間山へは熊笹の中の登山道を笹を掻き分けながら登ることになりますが、最初は膝上ぐらいの背丈の笹も、傾斜が急になる中盤では胸まで埋まってしまうほどの背丈で、笹を掻き分けながら登っていく状況でした。
山頂が近くなると傾斜もゆるみ25分ほどの登りをこなして山頂に到着です。
周囲の木がなければすばらしい眺めが得られるのでしょうが、残念ながらどの方向も木々に遮られ展望は得られませんので、小休止のあとすぐ下山となります。
山頂から10分ほどで駐車スペースに戻り、続いて王城山へ向かいます。
林道は舗装されて車は入れそうですが、入口には鎖が張られており車両は入ることはできません。
王城山への林道に入り、少し歩いて振り返ると背後にそびえる高間山を見ることができました。
林道の終点近くに「あみだ石」よ呼ばれる大きな石があります。
下がえぐれているので、潜れば雨宿りは出来そうな石です。
案内板によると昔は、山仕事のおり、雨が降った時などは実際に雨宿りをしたという岩だったようです。
林道の終点広場です。
ここから王城山への登山道が始まります。
王城山の一つ手前のピークに王城山神社の奥宮があります。
案内板が設置されていましたので、それによると毎年8月26日にこの山頂で奥宮祭りが行われている場所だそうです。
そして奥宮のすぐ上のある王城山の山頂に到着です。
駐車スペースから35分でした。
戦国時代はこの山頂に砦があったので、この地を古城と呼んでいたそうですが、今は残念ながらそのなごりを感じることはできません。
山頂からは遠く榛名山の山塊が展望できました。
帰路をのんびり戻っていると、林道から行きには草に阻まれ気付くことは無かったのですが、榛名山の山塊を広く見渡すことが出来るポイントがありました。
王城山で見た景色より広く見渡せます。
結局、王城山への往復は2時間5分という短い時間でしたが、他の登山者と会うこともなく、静かな山旅を終えることができました。