檜洞丸は8年ぶりになる。
前回はツツジ新道から登り犬越路を経由して下ったが、今回は逆方向の石棚山稜で箒沢公園橋に下り西丹沢自然教室に戻る周遊コースを歩きました。
標高の高い所では木々は落葉し富士の素晴らしい姿を眺めつつ登り、山頂近くからは南アルプスの山々もそれぞれを特定することが出来るような展望を得ることが出来ました。
また、山裾付近での紅葉もまだまだ楽しめることが出来ましたので大変充実した山旅になりました。
コースタイム(行動時間7時間10分) 単独
西丹沢自然教室駐車場6:50-ゴーラ沢出会7:30-展望台8:15~8:20ー石棚山稜分岐9:25-檜洞丸9:40~10:30-石棚山稜への分岐10:50-箒沢公園橋への分岐11:55-板小屋沢ノ頭12:40-箒沢公園橋13:45-西丹沢自然教室駐車場14:00
西丹沢自然教室の駐車場は朝早くから満車で、道路脇の駐車スペースにもすでに車の列がありました。
車道を10分近く歩き、このツツジ新道の登山口から入山。
登山口から10分ほどすると木々の彩りが増し華やいだ登山道になる。
そして、30分強でゴーラ沢の出合に到着。
沢を徒渉して奥のツツジ新道の取り付きに向かう。
ゴーラ沢出合から急な斜面を登り始め、45分ほどで富士山の展望スポットに到着。
落葉した木々の間に富士が美しい姿を見せてくれている。
標高を上げてくると、檜洞丸から派生する稜線上にある熊笹ノ峰と奥には大室山も確認できる。
山頂に近づくと、次第に富士と南アルプスの山々の展望が得られるようになる。
今日は、雲もないため、右端の甲斐駒から順に山々を確認出来、最高のコンディションだ。
先週歩いた山中湖と、鉄砲木ノ頭から三国山の連なりも見える。
その後も、展望の良い尾根で時折り振り返り、展望を楽しみながら山頂に到着。
駐車場から2時間50分での到着でした。
広い山頂の中央部に小さな祠もあります。
山頂から青ヶ岳山荘の方に少し移動して蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳と連なる山々を確認。
ここから見ると左に見える蛭ヶ岳が意外に近く見える。
今年9月に丹沢の主脈を歩いたが、来年は是非大倉から西丹沢自然教室まで日帰りで歩いて見たいと思っているので、今日は未経験の臼ヶ岳から蛭ヶ岳の様子を確認することが出来良かった。
山頂で少し早いが昼食をとり、暖かいコーヒーでゆったりとした一時を過ごしたあと、下山とする。
山頂付近からは南側に箱根大涌谷の噴煙と駒ヶ岳、奥には伊豆半島、右手には金時山と雲上に浮かび上がる山々のようで美くしい。
今日は石棚山稜を下るため、景色を楽しみながら少し下ってこの分岐を左に折れ、石棚山に向かう。
展望の良い尾根を風景を楽しみながらのんびり下り、15分ほどでこの同角山稜ユーシンへの道を分ける。
このルートは入山者が少ないのか、登山道は少し荒れ気味のように見える。
石棚山稜と尾根の名前にもなっている石棚山は、山と云う印象はなく、手前にあるピークの肩のような存在で、この標識がなければ気付かずに通過してしまうような所です。
付近には立派なブナの木が多いが、この木はこんな動物の顔を持っていました。
石棚山から少し下ると玄倉へ下る県民の森の分岐がある。
ここは右に折れ箒沢へ向かう。
県民の森分岐からすぐのヤブ沢ノ頭で5分ほど休憩したのち急傾斜の登山道を下る。
目の前に美しい山並みが広がるすばらしい眺めです。
わずかに丹沢湖も望めます。
高度を下げるにつれ紅葉の彩りが鮮やかなものになる。
板小屋沢近くまで下ってくると傾斜は緩むが沢沿いの道は狭いため気をつける必要がある。
沢の堰堤から正面に権現山が見える。
この堰堤は右手から4連の長い鉄梯子を伝っておりることになる。
最後に大石キャンプ場の横を通って、河内川に架かるこの箒沢公園橋を渡って登山終了です。
西丹沢自然教室の駐車スペースまでは紅葉を楽しみながらおよそ15分で到着。
7時間10分の檜洞丸周遊登山を無事終了。
今日の温泉は付近に唯一存在する貴重な中川温泉ぶなの湯です。
まだ早い時間ですが、結構賑わっています。
小さな湯船ですが、のんびりとした一時を過ごすことが出来ました。