今年の夏は以前から計画していた北アルプスの爺ヶ岳から白馬岳の縦走がようやく実現した。
3泊4日を前提で出来れば入山を栂池としたかったが、初日の移動時間を考えると栂池に早朝到着するのは無理があるため、扇沢から入山し白馬岳登山後、猿倉に下山することにした。
扇沢での駐車場所が確保できなければ信濃大町に戻り、タクシーで登山口に行くことも想定していたが幸い駐車場の一角に車を停めることが出来予定より早めに入山することが出来た。
1日目:8/10(土) 扇沢から冷池山荘 →2日目へ (柏原新道に入ってからしばらくはGPSログデータにエラーがあり一部に乱れがあります。) コースタイム(行動時間7時間25分) 単独 扇沢付近はどの駐車場も満車状態だったが、ここは路上も縦列駐車の車で一杯でした。 登山口に設けられた特設テントの係員に準備していた登山計画書を提出し出発。 登り始めて45分、八ツ見ベンチに来ると眼下に扇沢のターミナルが見える。 柏原新道は以前は無かったと思うが、現在要所要所に色々なネーミングをされた場所がある。この石ベンチは平らな石があるネーミングにふさわしいスポットだが、途中良くわからないものもある。 ここは休むのに丁度良いためここで10分ほど休憩。 雪渓の中央で少し登りがあるが、ステップが刻まれているので歩きやすい。 前方が大きく開けて一面にコバイケイソウのお花畑が広がると種池山荘に到着する。 山荘周辺は正にお花畑で多くの花が待ち受けていましたので、ここで今まで出合った花をアップして見ます。 最初の花は柏原新道で出合った花ですが、オオバギボウシにハスを乗せたような花で非常に変わっていますが、なんと言う花か判りません。 不明花 ゴゼンタチバナ シモツケソウ ハクサンフウロ テガタチドリ チングルマ イワカガミ アオノツガザクラ 種池山荘で昼食休憩をとり周辺に咲く花々を楽しんだあと爺ヶ岳へ。 今日はあいにく曇り空で山頂部にガスがかかっている場合が多かったが、山頂に近付くころ爺ヶ岳がきれいに姿を現してくれた。 種池山荘から1時間弱で爺ヶ岳南峰に到着。 本来で有ればここから鹿島槍ヶ岳の雄姿が目前に眺められるはずであるが、今日は何も見えない。 爺ヶ岳南峰から爺ヶ岳中央峰を経て冷池山荘に向かう。 稜線の奥に山荘の赤い屋根がみえるようになってきた。 この付近の稜線にも多くの花々が彩りを添えてくれる。 オオヒョウタンボクは一度見てみたいと思っていたが、思いがけずここで出会えて嬉しくなる。 ミネウスユキソウ オオヒョウタンボク ミヤマコゴメグサ タテヤマウツボグサ 赤岩尾根ルートの分岐点を過ぎると冷池山荘が良く見える。 冷池乗越の東側が大きく崩壊し山荘含めて崩落の危険性が高そうな印象だが・・・・ その冷池山荘に14時40分到着。 今日は一日中曇り空で期待した展望を得ることは出来なかったが、登山道脇に咲く多彩な花々を楽しみながら歩くことが出来ました。 花は紹介した以外にも、ウサギギク、クルマユリ、ホタルブクロ、ヤマハハコ、エゾシオガマなど想像以上に多くの花との出会いがあり展望が得られないことも忘れさせてくれるものでした。
いよいよ明日は鹿島槍からキレット越えで五竜岳に向かいます。