縦走2日目は鹿島槍ヶ岳からキレット越えで五竜岳に登り、五竜山荘までの歩きです。
若い頃、逆コースを歩きましたが、やはり今その記憶はおぼろげなものですが花に囲まれた稜線歩きの印象が強く残っており、今回もたくさんの花々を楽しみながら歩くことが出来ました。
2日目:8/11(日) 冷池山荘から五竜山荘 ←1日目に戻る →3日目へ
コースタイム(行動時間10時間5分) 単独
東の空に雲があるため日の出も少し遅くなっているが、2日目はすばらしいご来光を迎えることができた。
冷池山荘のテント場は稜線上を5分ほど登ったあたりにあるが、ここに来て奥に布引山と鹿島槍ヶ岳の双耳峰が確認できた。
正面に見えるはずの鹿島槍ヶ岳は、今はまた東面がガスで覆われてしまっていた。
鹿島槍ヶ岳山頂到着は7時10分。
途中、登山道脇の花々を愛でながらの歩きだ。
ここで、周囲の展望を存分に楽しみたい所だが、どこを見ても雲が多めでみんな部分的にしか姿を現さない。
今歩いて来た稜線とその向こうには雲の上にほんのわずかに
槍ヶ岳と奥穂高岳、北穂高岳の頂上部が顔をのぞかせているが、
それでも良しとすべきか。
鹿島槍ヶ岳南峰から一旦吊り尾根に下り、 分岐から鹿島槍ヶ岳北峰に登り返す。
そしてその北峰では、これから向かう五竜岳が運よく姿を現してくれました。
今日は雲が多く期待した大展望が得らないのは少し残念ですが、花との出会いは特筆すべきものがあります。
普段あまり見かけないツマトリソウやベニバナイチゴなど、ここで出会った花々を紹介しておきます。
ツマトリソウ ウマノアシガタ ベニバナイチゴ オクトリカブト
北峰から一旦 吊尾根に戻り、キレット小屋に向かって歩き始めるが、途中目指す五竜岳が一段とクリアーに確認することが出来るようになった。
キレット小屋が近付くと鎖場やハシゴが多くなり、一段と高度感を増し違う面白さがある。
キレット小屋9:20分到着。
すれ違う登山者が余り多くなく岩場での待ち時間が少ないせいか、到着時間が大分早くなっている。
登山道脇の高山植物は予想以上に色々な種類の花々で溢れてい増したので、ここでまとめて列挙します。
グンナイフウロ コケモモ ヨツバシオガマ ミヤマリンドウ
登山2日目は行動時間10時間5分でした。
雲が多く、展望はいま一つの感がありましたが、出合った花々は多く楽しい山旅になりました。
五竜山荘も思ったほどの混雑はなく2畳に1人といった状況でしょうか、ここも快適に過ごせました。