2006/8/15
甲武信ケ岳(2476m)
コースタイム
西沢渓谷市営駐車場8:00-二俣つり橋8:35-渓谷道終点林道9:35-甲武信ケ岳登山口10:35-ヌク沢11:15~11:35(昼食)-戸渡尾根徳ちゃん新道分岐13:00-木賊山15:05-甲武信小屋15:20
西沢渓谷入口にある市営の無料駐車場に着いたのが7:55、自宅から約2時間半であった。お盆休みの最中でもあったのでもう少しかかるかとも思っていたが、普段と変わらない感じである。
今回西沢渓谷の周遊は下山後にチャレンジするかとも思っていたが、少し欲が出て、急遽、今朝西沢渓谷を周遊した後甲武信を目指すこととした。西沢渓谷はまだ朝早いため渓谷道に入っている人は5~6組という感じだろうか、大半が子連れの家族だった。滝は少々遠めにしか見ることができないが水量が豊富なため迫力は感じる、最も良かったのは写真の竜神の滝かな、緑豊かな木々の合間の滝ものんびり静かな時を過ごすのには良いのかとおもうが、やはり紅葉の時期に来るべきだな~。
帰りは下山用の旧トロッコ林道で出発地点に戻る。途中木賊山(トクサ山)、鶏冠山(トサカ山)、破風山などが見渡せる展望台があり、これから登る山が間近に見渡せる。
10:35甲武信ケ岳登山口より登山開始、予定していた時間より25分早い。1ピッチ目はヌク沢を渡る木橋で休憩し昼食とする。戸渡尾根の稜線、徳ちゃん新道との分岐着が13:00丁度。稜線といっても、まだ樹林帯の中で、余り稜線という感じは無い。ここから木賊山近くの稜線まで2時間半のコースタイムだがこの登りもひたすら樹林帯の中を地道に登る。時折、視界が開けることもあったが、このころになるとガスで殆ど展望がない。稜線着15:00、分岐から丁度2時間だ、このあたりもずっと樹林帯の中でしゃくなげが非常に多い。
木賊山15:05霧雨、甲武信小屋15:20着。結局雨具なしで何とか小屋に到着した。
本日の小屋利用者は結局私含めて5名のみ。どういう訳か全員が中年の男性単独登山者だ。夏休み中なのにこの少なさにビックリだ。なにはともあれまずはビールでのどを潤し一休み。夕食は5時半からで、カレーライスとほんの少しのゴボウサラダ、グレープフルーツ一切れと質素なものだ。食後に毛木平、十文字峠から甲武信ケ岳への紹介ビデオほか、今は入山禁止になっている東沢からのルートビデオ、など立派な大型液晶テレビで鑑賞させてもらった。小屋は5月の連休前から開いているようで雪景色もなかなか良いな。7時就寝。トタン屋根をたたく雨音がいつまでも気になる。
2006/8/16
破風山(2318m)/雁坂嶺(2289m)
コースタイム
甲武信小屋5:48-甲武信ケ岳山頂6:00~6:30-甲武信小屋6:40-木賊山7:05-破風山8:30-東破風山9:05-雁坂嶺9:50-雁坂峠10:20~10:30-久渡沢11:30-林道12:05-西沢渓谷市営駐車場13:00
寝床のなかで雨粒が屋根に落ちる音を聞きながら今日は余り天気は期待できないな~と思っていたが、5時ごろになるとお日様が顔を出す。ひょっとしてと思って外に出ると見事な日の出が拝めた。半ばあきらめていただけに非常にラッキーだ。5時半からの朝食を平らげ、荷物は置いたまま、まずは甲武信ケ岳へ向かう。
6時山頂着、下は雲海に覆われているが、それぞれのピークは良く見える。
すぐ近くに国師ケ岳、金峰山。国師は意外とどっしりした大きな山だ。その右の八ヶ岳連峰も見事だ。南アルプスは甲斐駒から連なる鋸尾根、千丈岳、鳳凰三山の間に北岳が見える。中央アルプスとおぼしき山並み、北アルプス槍の頂も確認できる。ただ富士山が、丁度そこと思われる部分がふくらんだ雲の中。残念。
約20分ほど絶景を楽しんでいるとガスが増え、なんとブロッケン現象がガスの中に浮かびあがる。久々の経験だ。しかも、しばらくすると、その外側にもう一つの薄いブロッケンの輪。感動。十分山頂の景色を堪能し、小屋に戻る。7時40分小屋発、もう辺りはガスの中で下界は全く見えない。今日は、どうもこんな調子のようだ。
木賊山7:05、破風山8:30、雁坂嶺9:50、と2000m超えの稜線が続くが、天気が良ければ素晴らしい展望のはずが黙々と歩く山稜散策となった。10時20分雁坂峠着。ここから広瀬への下山を開始。
久渡沢で沢を横切るが水量が増えると渡渉に苦労する場所だ、もちろん橋はない。12:05やっと林道に出る。林道といってもコンクリート舗装の立派な道だ、何のための道かはっきりしないが、税金の無駄遣いのような気がする。西沢渓谷へは140号の料金所を横に見て少し下ったところから右に下る山道があり、広瀬と記したそまつな案内板があった。こんなものでも案内板があるとほっとする。国道に出て、道の駅みとみを過ぎ、すぐ市営駐車場に到着13:00。
帰りはみとみで昼食をとり、帰路の途中にある花かげの湯で入浴して帰る。