(2006年3月の毛無山を皮切りに 2015年7月の笊ヶ岳にて100座制覇です)
丹波から飛龍山を経て雲取山へ、そして雲取山から七ツ石山、鷹ノ巣山ピストンのあと峰谷橋まで下る1泊2日の山旅。
コースタイム(行動時間9時間39分) 単独
2010/06/04
丹波7:50-サオラ峠9:55~10:00-熊倉山10:50-前飛龍(岩峰)12:35~12:45-飛龍権現13:40-飛龍山14:00-飛龍権現14:15-北天のタル14:45-三条ダルミ16:30-雲取山避難小屋17:20
鴨沢バス停の駐車場に車を駐車し、丹波行きのバスにて丹波まで移動。
平日でも他に3人の単独登山者がいるが、いづれも日帰り登山の様子だ。
登山口にある目立たない標識に案内され、舗装された道を登って行く。 鹿の防護柵を越えてから二又を道なりに新しい林道に入り込んでしまったが、結局は、行き止まりとなっており、改めてその林道下の二又にに戻り今度は細い舗装路を直進すると、すぐ右手にまた防護柵の扉があり、サオラ峠への標識があった。 およそ10分のロスタイムとなってしまったが、ここでようやく登山道に入る。昔、一度見たことがあったと思うが・・・
たしか60年とか70年に一度 花を付け、花を付けたあとは枯れてしまうと聞いたことがあるが、60年とかの長い年月をどうやって測っているのかね~など思いながら登る。
しばらく山腹に付けられた緩やかな道を登り、ようやくサオラ峠に到着。丹波から2時間5分もかかってしまった。やはり10Kg越えの荷物で、いつもよりペースは落ちる。
サオラ峠からは予想以上にしっかりした尾根道で、展望は得られないがブナの巨木などもあり気持ちよく登れる。ほどなく熊倉山に到着。この付近も山ツツジが綺麗だ。
熊倉山から一旦大きく下ったあと再び尾根道の登りとなり次第に岩稜の様相になってイワカガミが見られるようになる。
前飛龍の手前の岩峰に12:35到着。ここからは今まで辿って来たミサカ尾根の山波が綺麗に見える。
簡単な昼食を済ませ、丁度満開となっている周辺のシャクナゲを楽しむ。前方には飛龍山がもうすぐ近くに見える。
前飛龍からしばらくシャクナゲの群生地が続き目を楽しませてくたと思ったら、飛龍権現の少し手前で白花のイワカガミも見かけることが出来た。
予想外で嬉しい。
飛龍権現着13:40。
飛龍山から先はルートが不明瞭なようなので、ここに荷物をデポして飛龍山へ向かう。
山頂は三角点と古い山梨百名山の標柱のみのものなので写真撮影のみですぐ下山。
飛龍権現に戻った後はハゲ岩へも行って見たかったが天気も曇り空となっていたし、予定時間時間より大分遅くなっていたためあきらめて雲取山を目指す。
雲取へ向かい歩き始め、飛龍山からの下山路を過ぎたあと山腹が切れ落ちた岩場には 立派な空中歩道が続いており気分良く歩ける。
北天のタルを過ぎても山腹に刻まれた長い道が続くが、そんな中 ユキワリソウ?にもお目にかかることが出来た。
そして狼平を過ぎてからは笹原の奥に2頭の鹿を見かける。<実は、翌日にも鹿を見かけたが この山域には結構多く生息しているようだ。>
三条ダルミにはコースタイムより大分早く着き、後は山頂まで一登りにためようやく一安心。
しかし、登り始めて少しすると雨粒が落ち始め、遠くで雷の音も響くようになる。
山頂まで単調な登りが続き大分 疲れあり50分もかかってしまった。
幸い本降りとならず17:20無事雲取山避難小屋到着。
小屋には10人ほどがくつろいでおり結果的に私が最後になった。一角に居場所を作り少し休憩のあとエアーマットを準備し、シュラフを取り出してビックリ、持参したのはシュラフではなくキルティングの防寒具ではないか!唖然!
昨晩準備したときに同じ色の袋に入っているので間違えてしまったのだ。幸いツエルトは持ってきているので今晩は防寒具と雨具を着込みツエルトに潜り込んで寝ることにする。
ひとまず就寝の準備を終えのんびり夕食を済ませる。
夜は時折り雨音もあったが、ツエルトの中はそれほど寒くはなく充分に睡眠をとることが出来た。ただ隣人のイビキさえなければ・・・
2010/06/04
コースタイム(行動時間6時間15分)
雲取山避難小屋5:40-奥多摩小屋6:15-七ツ石山7:00-鷹ノ巣山避難小屋8:20~8:25-鷹ノ巣山8:50~9:05-鷹ノ巣山避難小屋9:20-峰谷11:15-峰谷橋11:55
避難小屋の朝は夜明けとともに始まる。あらかた身支度を整え、山頂に出向き少し雲の切れ目からの日の出を迎える。