5月末から6月上旬はアマギシャクナゲの見頃と云うことなので、前々から歩きたいと思っていた天城峠から天城縦走路を万三郎岳まで歩き、シャクナゲ見物のつもりで涸沢分岐点に下りシャクナゲコースを歩いたが、期待は見事に裏切られ一輪のシャクナゲの花にも出会うことが出来なかったのは残念でしが、天気にも恵まれ緑溢れる木々に囲まれた天城縦走路を堪能でき良かった。
次回は、天城峠から西へ延びる伊豆山稜線歩道を歩きたいと思っている。
コースタイム(行動時間6時間45分) 単独
修善寺駅-天城峠バス停9:05-天城峠9:30-向峠10:00-コマドリ歩道入口10:55-八丁池11:30~11:45-白田峠-戸塚峠12:40-小岳13:15-万三郎岳13:50~14:00-涸沢分岐点14:25-四辻15:30-天城高原ゴルフ場入口バス停15:50-伊東駅
修善寺駅を8:15のバスに乗り、天城峠バス停に予定通り9時少し前に到着。
バスの客のほぼ全員がこの地で下車。
バス停は天城トンネルの手前にあり、この登山口からトンネルの上を天城峠を目指して登っていく。
10分ほどで、旧天城トンネル前の広場に着く。
このトンネルが明治38年(1905年)に開通した国内で最長・最古の石造道路隧道で、国の重要文化財になっているものだ。
ここでトイレを済ませ、この上の天城峠に向かう。
天城峠にはベンチもあり、改めて身支度を整え、天城縦走路の歩きを開始。
ブナ林の中に所々ヒメシャラの木を目にするが、中でもこの木は特に大きく見事なものでした。
この付近では栽培しているようには見えないが・・・。
コマドリ歩道入口を過ぎて八丁池が近くなると、こんなアセビのトンネルになる。
トイレの前に展望台への入口があるので、立ち寄るために少し入ると、この展望台への階段がありました。
展望台からは360°のすばらしい展望が得られます。
八丁池は断層のズレによって生まれたということですが、意外に大きな池です。
池の向こうの稜線の上には鮮明さに欠けますが、富士山の頂も確認できました。
池の奥の草地が休憩スポットになっています。
ここで15分ほど昼食のため休憩としました。
八丁池から万三郎岳への縦走路に入り最初に少し登りますが、その後、白田峠を越えてから見事に花を付けたツツジが目立つようになり単調な歩きに変化を与えてくれます。
戸塚峠の先の稜線に「ヘビブナ100m」の道標があったので立ち寄って見ました。
これが、そのヘビブナでした。
山を歩いているといろいろな形の珍しい木に出会うことがありますが、道標まで設置している割にはイマイチという印象。
小岳を過ぎて片瀬峠への下りで、初めて前方に万三郎岳の姿を確認することができました。
天城峠バス停から出発し、4時間45分でようやく万三郎岳の山頂に到着。
さすがにここは大勢のハイカーで溢れていました。
今日はアマギシャクナゲを見たいと思ってやってきたので、この後は万二郎岳方面ではなく、少し戻って涸沢分岐点まで下りシャクナゲコースにて天城高原ゴルフ場まで歩く予定だ。
でも、お目当てのシャクナゲの花は涸沢分岐点まで下ってきても見ることは出来ませんでした。
その後も周辺に目を配りますが、シャクナゲの木そのものも少なく残念ながらお目にかかることは出来ませんでした。
そんな中、木の枝にとまり虫を探すためにコツコツ突っついているキツツキを発見。
いつも、音だけ確認するだけでカメラに収めることができませんでしたが、今回は何とかその姿を捉えることが出来ました。
鳥の名前はわかりませんが・・・・
四辻付近は大きなツツジの木を所々で見掛けましたが、この木は特にたくさんの花をつけた見事な木でした。
結局、期待していたアマギシャクナゲには出会うことなく天城高原ゴルフ場入口のバス停に15:50到着。
16時10分発の伊東駅行きのバスには時間があるため、途中で少しのんびり歩き調整したが、少し早い帰着となった。
結果的に今日の行動時間6時間45分で山旅を終えました。